Friday, November 16, 2007

<ダム水門部品>無資格者が部品検査…宇都宮の鉄工所

国土交通省は16日、河川・ダムなどの水門を開閉させる滑車部品を製造した「明賀屋鉄工所」(宇都宮市)が、部品の検査資格のない元品質管理担当者(48)=7月に懲戒免職=に合否検査をさせていた、と発表した。同省の緊急点検で、これまでにひび割れなど3件が見つかった。この担当者が検査した部品は国、都道府県などが発注した500カ所以上の水門設備に使用されているという。

 この検査資格は、日本非破壊検査協会が認定しており、資格者が国の施工管理基準に適合しているかを検査し、合格した部品に自分の検査資格証明書を添付して出荷する。この担当者は、証明書を偽造して添付していた。担当者は「04年11月の資格更新時に手続きを怠り、失効してしまった」と話したという。

 今年5月末に京都市での水門工事を請け負った建設会社から「納入された滑車に気泡がまじっていた」との報告があり、同省などが調査し、偽造の資格証明書が見つかった。「資格が失効した」という04年11月以降に、この部品が使われているのは、国発注分だけで30カ所ある。これまでに、京都市の水門のほか、宮城県石巻市の水門(05年6月完成)と山形県長井市のダム(08年3月完成予定)の部品にひび割れ、気泡などが見つかった。

 同省は「ひび割れなどがあっても、直ちに破断する可能性は低い」(建設施工企画課)と話している。【高橋昌紀】

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