Wednesday, November 14, 2007

グッドウィル短期派遣を体験して(下)

全作業員が集められ、サーバーチームの失態が披露された。作業ミスをなくすよう注意喚起するためだった。サーバーチームは解体されたが、組み立て手順を習得していたのは0さんと私の2人しかいない。Y主任が新たに2人を選び、私と0さんと、それぞれチームを組んだ。

 クビにならずにすんだようだが、私は、Y主任の態度に不満が積もりつつあった。そのため、その日の終業後、副責任者のSさんに、「この先続きそうもないので辞めたい」と伝えた。すると、「Y主任に直接伝えるように」と言う。

 何とか決意を絞り出し、事務所に向かおうとすると、「今日は忙しそうなので、明日の休憩時間中に」とSさんが制止してくれた。少しホットする。

 翌日、あやふやな私の決意は萎んでいた。そこで、この仕事をもう少し続けることにした。自身が犯した作業上のミスを反省するとともに「明日伝えるように」と言ってくれたSさんへの配慮を受け止めることにして、サーバーの組み立てに専念した。

 3週間が過ぎ、納期が迫るキッティング作業は、多忙を極めた。生産台数の少ないサーバーに比べ、パソコン本体や周辺機器などは数千台の数字だった。

 毎日の生産計画に沿って作業は進められたが、ノルマに満たない場合、「目標台数を達成するまでは帰さないぞ」と、Y主任の怒鳴り声が倉庫内に響いた。パソコン本体と周辺機器チームは、終電間際までの残業が連日続き、全員の疲れがピークに達していた。

 派遣作業者の大半が、給料の日払いを選択していた。給料の支払いは月・火・木が、午後7時まで、金曜は午後8時までだった。グッドウィルの事務所まで1時間強かかる。だから、月・火・木は、時間的に余裕がなく、取りにいけなかった。当然、毎週金曜日に受け取りに行くことになる。そのため、金曜日には多くの派遣作業者が定時(=7時)で上がった。

 ところが、これがY主任の怒りを買った。Y主任のヒステリーのレベルは当然のようにエスカレートし、それまで実施されていた休憩時間(午前10時30分から約15分、午後3時から約15分)が与えられなくなった。

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