Wednesday, November 14, 2007

<痴漢>愛知県職員の男性、無罪が確定

JR中央線の早朝の満員電車で昨年1月、着衣の上から下腹部を女性(当時21歳)に押し付けたなどとして県迷惑防止条例違反(痴漢行為)の罪に問われ、名古屋簡裁で無罪判決を受けた愛知県職員の男性(43)について、名古屋区検は控訴期限の14日までに控訴せず、男性の無罪が確定した。

 男性は昨年1月13日午前8時22分~25分ごろ、中央線の勝川駅(愛知県春日井市)-大曽根駅(名古屋市東区)の車内で女性の右太もも付近に、服を着たまま下腹部を押し当て、さらに右手甲で女性の右胸を触ったとして在宅起訴された。

 先月31日の同簡裁判決は、男性と女性のまた下の差が約14センチあり、「女性の被害部位には男性の下腹部が当たりようがない」と認定。そのうえで「捜査段階では被害部位の位置の特定、計測はされず、客観的な裏付けを欠いた。被告人の実行行為を認定するに足りる証拠はない」と無罪(求刑・罰金50万円)を言い渡していた。【岡崎大輔】

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